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起業する場合、大別して2つの方法があります。

1.個人で起業する場合

2.会社を設立する場合

 

 

果たして、どちらが得なのでしょうか?

この2つの方法を検証してみましょう。

 

 

1.個人で起業する場合のメリット

①資本金が不要であること

  会社を設立して起業する場合は、「資本金」という元手が必要になります。資本金は1円でもOKですが、

  実際には資本金1円では会社で事務用品さえも購入することができないため、当社では資本金1円で

  会社を設立することはお勧めしていません。会社形態にせずに個人で事業をする場合、資本金は必要

  ありませんので、まとまった資金がなくてもスタートできるのは利点です。ただし、個人的な資金を事業で

  使用することになるので、資本金と同様の性格である「元入金」としてある程度は準備しておくことをお勧め

  します。

 

②登記が不要であること

  会社を設立する場合、公証人に定款を認証してもらう費用や、法務局で登記をする費用等がかかります。

  費用はご自身でなさる場合、25万円弱になります。ご自身でなさらない場合、法務局に登記をすることが

  できるのは司法書士のみですので、司法書士費用が別途発生します。

  会社を設立する時は、夢を持って起業される方が多いと思いますが、設立10年後に存続している会社は

  6.3%しかないと言われています。93.7%の方は会社設立して数年後に、会社を清算(登記をして会社を

  廃業させること)するか、そのまま放っておくか、いずれかの手段を取っています。

  会社を清算するためには登記費用や税務申告等がひつようになるため、お金がかかります。

  そういう意味で、成功するかどうか全く分からない状況の場合、個人で事業をスタートするのは悪い選択

  ではありません。

 

2.会社を設立する場合のメリット

①役員報酬が取れること

  個人で事業を行う場合、事業主である自分の報酬は事業の経費とはなりません。それに対して会社の場合、

  役員報酬を会社の経費として毎月一定額を取ることができます。これは大きな利点ですね。

 

②退職金を取れること

  個人で事業を行う場合、事業をやめる場合でも、自らの退職金を経費として支払うことができません。

  それに対し、会社の場合、役員退職金規定があれば、一定の要件のもと、役員退職金を会社の経費と

  して支出することが可能です。

 

③保険等の活用による節税が可能であること

  最近は、保険を使った節税が法整備により難しくなってきていますが、それでも個人は保険の活用が

  できませんので、大きな利益が出る場合は会社の方が個人事業よりも節税をしやすいと言えるでしょう。

 

 

ここまでメリットを書きましたが、デメリットは何でしょうか?

 

 

3.個人で起業する場合のデメリット

①会社と比べて信用がないこと

  よく言われる話ではありますが、会社は登記をしているため、個人よりも信用があります。というのは、

  会社の取締役には誰もがなれるわけではないからです。旧商法では、破産した者は取締役になれません

  でした(現在の会社法では条件が少し緩和されています)。

 

②所得税は累進課税であるため、利益が出るほど納税額が多くなること

  事業主は役員報酬を取れませんので、事業の利益(所得)=事業主の報酬となります。所得税の計算上、

  事業主の利益(所得)から所得控除(健康保険料等の控除)を差し引いた金額に対して課税されます。

  したがって、所得税は累進課税ですので、利益(所得)が多いほど税額が多くなるというデメリットがあります。

 

4.会社を設立する場合のデメリット

①簡単には会社をたたむことができないこと

  会社を設立しようという方に「会社をたたむ」、つまり「やめる」という話をするのは何ですが、上述しました

  ように会社設立後10年存続できる会社はわずか6.3%です。個人の場合は「廃業届」という1枚の紙を

  税務署に提出すれば廃業できますが、会社の場合はそういうわけにはいきません。会社をやめるにも

  お金と時間がかかることにご注意ください。

 

②書類をきちんと整理すること

  会社の場合、個人事業よりもきちんと経理書類を整備しておくことが求められます。社長が会社の金庫から

  ちょっと5万円ほど失敬する、ということは問題となります。会社を設立すると、会社は社会的には公のもの

  となり、社長個人のものではありません。そのような観点で税務調査等がありますので公私の区別や帳簿類

  の整理整頓が不可欠となります。

 

 

上記以外にも個人事業及び会社のメリット、デメリットはあると思いますが、代表的なものをご紹介いたしました。

ご参考にしていただければ幸いです。

 

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